
看護師
Fusako Akamatsu
赤松 房子管理者
Q. 看護師になったきっかけは?
幼いころからナースキャップに憧れ、看護師になりたいと漠然と思っていました。
そのせいか病院は大好きで受診に行くのもお見舞いも大好き。
しかし自分は身体が丈夫でほとんど病院に行く機会には恵まれず・・・そんな幼少期を過ごし、1995年、高校2年生の時に阪神淡路大震災が起こりました。
奈良に住んでいたので私自身は被害はほとんど受けませんでしたが、テレビから流れる変わり果てた神戸の姿に絶句しました。
そんな時、当時福祉の道を目指していた友人に誘われ神戸でボランティア活動をしたのですが、その時に病院や避難所で傷ついた方々に接する看護師さんに出会い、物がなくても温かい眼差しと手で看護される姿に感動し、自分が進むべき道はこれだ!と看護師を目指しました。
Q. 看護師として仕事で得たものは?
看護学校卒業後は救命救急センターに就職し、災害看護や重症患者さまの看護を学ぶとともに危機的状況にある患者さまや家族さまの看護に関わる機会がたくさんありました。
急性期病院は入院できる期間も限られており、制限のある中でいかに患者さまやご家族の支えとなれるかを常に考えて仕事に向き合ってきました。
退院や転院される時に「赤松さんに出会えてよかった。病気やけがはアンラッキーだったけど、赤松さんに看護してもらえてうれしかった」という言葉をいただけたことは今も私の心の支えになっています。
自分自身、結婚、出産を経て子育てを通じて価値観がそれまでと180度変わり、患者様への言葉がけやかかわり方も変化したと思います。
ライフスタイルが変化してもずっと続けられる看護の仕事は貴重ですし、何より人生の大先輩である方々からの学びは自身の人間性も成長させてくれるチャンスがたくさんあり、こんなに奥が深くて面白い仕事は他にないんじゃないかと思っています。
Q. 訪問看護師の魅力は?
病院は入院中など期間限定の関わりですが在宅はその方の人生にずっと関わり続けられるということが大きな魅力だと思います。
ご利用者さまやご家族がどう生きていきたいと願っておられるのか、想いを聴かせていただきそれを実現できるようサポートするのが訪問看護師の責務だと思います。
ご利用者様の「したい」を「できる」に変えるお手伝いをし、ご利用者様とご家族の人生の伴走者として生涯のお付き合いをさせていただくことで良いときも悪いときも同じ思いで同じ時間を過ごすことができる。
これこそが訪問看護師の醍醐味だと思います。
Q. 今後の目標は?
ひのきに出会えてよかった、ひのきの○○さんにお願いしたいと言っていただけるステーションにしたいです。
今もそのようなうれしいお言葉をいただくことは多いのですが、より皆様の近くでいちばんの応援団になりたいと願っています。
もう一つはスタッフが自分のしたい看護を自信を持って提供できる環境を維持し続けたいと思っています。
楽しいことばかりではありませんし、つらいことも悲しいこともあるのが仕事です。
でも心の安心感を得られる職場でありたいと思っています。
Q. 求職者の方へ
メッセージをお願いします。
ひのきのスタッフはみんなご利用者様に精一杯寄り添い、どうすればその想いを実現できるかを真剣に考え、実践している誠実なスタッフ揃いです。
看護やリハビリといた職務に対して真摯に取り組み、それぞれの経験を活かして良い結果を生み出すために全員が協力、サポートし合っています。
確かな医療知識や技術は必要ですが、それより訪問看護師として必要とされるのは誠実で豊かな人間性です。
知識や技術はあとからでも獲得できます。
少しでも在宅看護にご興味があれば、温かさと優しさが溢れるひのきの一員になってください。
私たちはあなたと一緒に高め合えるのを楽しみにお待ちしております。

作業療法士
Natsuko Imai
今井 那津子主任
Q. 作業療法士になったきっかけは?
高校生の時に親戚のおじいさんがクモ膜下出血を患い、お見舞いに行った時にリハビリを受けている姿を見学し、その職業を知りました。
また、退院後、障がいのために動き辛い身体で生活する姿や介護する人の大変さを目の当たりにし、家や地域でも生活しやすくなるための支援ができないのかと思うようになりました。
身体機能や認知機能だけではなく、日常生活や趣味活動などの幅の広い場面に関わることができる作業療法士に魅力を感じ、在宅や地域で作業療法士として働きたいと思うようになりました。
Q. 「ひのき」に入社した理由は?
病院や通園施設など、通う場所でのリハビリではなく、“生活の場” でリハビリを実施できる職場を探していました。
また、小児リハビリにも携わることができる訪問看護を探していたので、入社を希望しました。
Q. どのような仕事ですか?
また、この仕事で得たものは?
利用者様の生活や生き方に寄り添いながら生活の現場で評価し、より「その人らしい生活」にするための支援を行う仕事です。
その状態によっては、なるべく維持・継続することが目的になることもあれば、刻々と変化する病状や成長の過程において、利用者様の「生活の質」を高めることに取り組むこともあります。
小児リハビリにおいては、ご両親やご兄弟、祖父母、通園、学校など関わる人や生活する場所が多岐にわたります。それぞれ違う場所で違うことをしていても同じ方向を向いて進めるよう、作業療法士として成長の特徴を評価し、情報共有し意見を出し合い普段の生活に取り入れていただくことで発達を促進することができます。
つまり、利用者様にとって、ご自宅や生活する地域がそのままリハビリテーションの場となり、関わる人々と共に喜びを分かち合える仕事です。
Q. この仕事の「やりがい」は?
利用者様やそのご家族様の生活のしづらさや不安、痛みや苦しみを少しでも和らげることができた時、できなかったことが “できる” ようになった時にやりがいを感じます。
それだけではなく、暮らしの中で利用者様が楽しめることは何か、ご家族や関係者との関わりが充実するための方法は何かを考えることが、作業療法士の仕事であり、やりがいです。
Q. 今後の目標を教えてください。
人間力を高め、作業療法士として成長することです。
そのために、病気や障がいがあっても地域のなかで利用者様やそのご家族の生活が少しでも暮らしやすくなること、その人らしい生活ができること、楽しみややりがいが増えることへの支援を、ひのきの仲間や関係者、地域とつながりをより深めながら取り組み続けることです。
Q. 求職者の方へ
メッセージをお願いします。
医療の発展に伴い、医療的ケアを必要とする子どもから高齢者、難病、小児慢性特定疾病など、年齢や病気は多岐にわたります。
病気や障がいを問わず、看護師、PT、OTが専門的な知識と技術で在宅生活をサポートできる仕事です。ご自宅での対応だけではなく、利用者様が関わるご家族、ご兄弟、主治医、病院関係者、相談員やケアマネジャーなど、教育機関等、他職種の関係者と情報共有を行います。
また、在宅ではタイムリーに主治医や関係者に相談できないことも多く、リハビリに使える物品も十分ではないため、医療従事者としてのアセスメント能力や判断力が必要になります。訪問の現場では基本的に一人で対応することが多いですが、ひのきは経験者が多くアットホームな雰囲気の職場なので相談しやすい環境で、可能な限り同行や代行を行っています。
利用者様の生活や価値観を共有しながら、利用者様やご家族様の笑顔が広がるよう医療職としてのスキル向上だけでなく、利用者様を第一に考え価値観の多様性に柔軟に対応できるよう人間力を高める職場を目指しています。ぜひ一緒に学び、悩み、諦めず根気よく取り組み、喜びを分かち合いましょう!

理学療法士
Nana Baba
馬場 奈々
Q. 理学療法士になったきっかけは?
高校の授業で、特集の番組を見た事がきっかけでした。
その番組は落馬した騎手がアメリカでリハビリを受け、寝たきりから歩行練習までできるようになるといったものでした。
その時初めて理学療法士という職業を知りました。
怪我や病気等で動けなくなった方がリハビリで動けるようになれる、そんな仕事をしてみたいと思ったのがきっかけです。
Q. 「ひのき」に入社した理由は?
急性期から維持期までのリハビリテーションに携わる中で、生活をされている在宅で行える訪問でのリハビリを希望していました。
勤務時間等個々にあった働き方ができ、小児から高齢者と多岐に渡る利用者様に携わる事ができると思ったからです。
Q. どのような仕事ですか?
また、仕事で得たものは何ですか?
在宅でのリハビリは、生活そのものを支える関りができる仕事だと思います。
リハビリ職として身体的評価・アプローチは勿論ですが、利用者様のお気持ちや考えを尊重しながらその方の生活スタイルに合わせてより生活しやすくなる様に支援させて頂き、ご家族様の負担を少しでもサポートできる様に関わる事が大事だと思います。
また、在宅生活を支える為には他職種との連携が必要で、コミュニケーションを図り情報共有を行うことで、より利用者様を支援させて頂く事ができます。
利用者様個々の生き方・価値観に関わらせて頂き、人として学ばせて頂く事が多くあります。
Q. この仕事の「やりがい」は?
利用者様・ご家族様が、訪問に来てもらって良かったと思って頂けた時です。
身体機能の向上や日常生活動作が行いやすくなられる事ばかりではなく、維持していく事が大変になる事もあります。
その中で利用者様やご家族様とコミュニケーションを取らせて頂き、少しでも笑顔になられた時は嬉しく思います。
Q. 今後の目標は?
理学療法士として知識・技術の向上を目指していく事と、訪問に携わるスタッフとして柔軟な対応ができ、少しでも利用者様の生活が楽になる様に関わらせて頂く事です。
Q. 求職者の方へ
メッセージをお願いします。
ひのきでは様々な年齢のスタッフが在籍しており、スタッフ間で相談しやすくコミュニケーションも取りやすい職場です。
在宅でのリハビリに興味があり、利用者様の生活に関わっていきたいと思われたら、ぜひ一緒に地域を支える一員として働きましょう。